Microsoft 認定資格(MCP)を絶対に Kyash で決済してはいけない理由

はじめに

こんにちは、AZPower の長谷川です。
皆さん、Azure や Microsoft 365 の資格はお持ちでしょうか?

弊社では社員に対して、 Microsoft 認定資格プログラム( Microsoft Certification Program )の取得を推奨しています。資格を取得することで、自分のスキルをわかりやすく示すことができますね。また、弊社は Microsoft の Gold パートナーですが、Gold になる要件として Microsoft の指定する MCP に合格している従業員が必要です。

私も MCP を少しずつ受験しており、現在 AZ-900AZ-104MS-900 を取得しています。今回は、MS-900 を受験した時の話です。

Kyash とは?

MS-900 を受験した際に Kyash というサービスで決済しました。

Kyash とは VISA 系のプリペイドカードで、クレジットカードと紐づけて使用したり、口座から入金して電子マネーとして使用することができます。クレジットカードを持っていない方でもクレジットカードのように使用することができる(一部例外あり)ほか、最大1%の Kyash ポイントもたまるという優れものです。

私は通常のクレジットカードと紐づけて使用していますが、クレジットカードのポイントと Kyash のポイントの二重取りができるので愛用しています。

MS-900 を Kyash で決済

さて、先日ですが MS-900 を受験しました。普段は会社から試験バウチャーをもらっているので決済は不要なのですが、900系の試験はその対象外なので自分で申し込みました。

MS-900 の受験料はサイトにも記載のあるように99ドルです。
MS-900受験料USD
これをいつも通りに申し込みます。日本円で税別12500円の表記もありました。
MS-900受験料
いつもと違うのは、クレジットカード情報を入力する必要があることです。何も考えずに、普段使っている Kyash の情報を入力し申し込みをしました。さて、一発合格できるように頑張るぞ!

……とここで何かがおかしいことに気付きます。Kyash の利用明細がちょっとだけ高い。
14162円の決済になっています。
Kyash明細

米ドルで99ドルだから為替レートの影響を受けたりするのでしょうか。急いで確認しましたが、メールで届いた領収書にも税抜き12500円・税込13750円の記載があり混乱。

…とここで気付きます。Kyash の明細に「海外利用、海外通貨での決済」というリンクが。よくよく読んでみると

>Visa加盟店登録が、日本国外で登録されている場合、海外サービス手数料が生じます。
>ご利用時におけるVisaの定める為替レートを基準とし、円換算した金額に海外サービス手数料3%を加算して請求します。

計算してみると、13750円の103%は14162円でぴったり3%上乗せされていました。これは完全に私のうっかりです。通常の国内利用には大変便利な Kyash ですが、海外利用には向かないんですね。いい勉強になりました。

まとめ

上記のように、 Kyash で MCP 試験の申し込みをするのはやめたほうが良いです。今回は MS-900 という比較的安価な試験でしたが、900系以外の試験は税込23213円なのでより多くの手数料を払う必要が出てきます。
Kyash 以外の普通のクレジットカードであれば手数料がかからないことがほとんどなので、普通のクレジットカードで支払うか、バウチャーを販売している会社さんもありますのでそちらから購入されたほうが良いでしょう。

また、Microsoft 以外の他社のベンダー資格でも Kyash の決済で同様に3%の海外サービス手数料を支払う必要がある可能性があります。未検証ですが、これからベンダー資格を受けようとしている方は注意したほうが良いかもしれません。