クラウドエンジニアになりたい!何からしたら良いの?という方へ

3月下旬から一日も会社に行かず、リモートワークをしているシニアコンサルタントの岡田亜希子です。

クラウドの普及が進み、COVID-19の影響でテレワークを導入する企業が増える中、クラウドエンジニアの需要が高まっています。
この記事では

  • インフラエンジニアとの違い
  • クラウドエンジニアのリアルな働き方
  • クラウドエンジニアのキャリアパス
  • どうしたらクラウドエンジニアになれるの?

という点について書いていきたいと思います。

クラウドエンジニアはインフラだけではなく、開発方面で活躍している人もたくさんいます。
ですが、今日はこの記事を書いているのがクラウドの中でもインフラを担当している私なので、インフラ領域のクラウドエンジニアについて書いていきたいと思います。

また、一緒に働けるエンジニアを募集中なのですが、ベンチャーなのでなかなか目に留まらなかったり、ベンチャーだから不安に感じる方も多いと感じています。
実際はベンチャーとはいえ地に足のついた弊社のことや、想像以上に広い経験を積める弊社での働き方について、このブログを通じて、リアルなエンジニアライフが伝われば幸いです。

また、リモートワークによって変わったことなども少し触れていければと思います。

クラウドエンジニアとインフラエンジニアの違い

クラウドエンジニアはインフラエンジニアとよく比較されます。
では何が違うのでしょうか?

インフラエンジニアは、会社の中やデータセンターなどのネットワークやサーバなど、物理機器を扱い、構築を進めます。中にはクラウドを扱うケースがあるかもしれません。インフラエンジニアはクラウドのインフラエンジニアを包括します。

クラウドエンジニアは、クラウド環境の設計や構築をします。そのため、基本的には物理機器を触ることがありません。
CPUやメモリの実物を見たことがないクラウドエンジニアも少なくないです。

クラウドエンジニアのリアルな働き方

では、クラウドエンジニアのリアルな働き方を見ていきましょう。
弊社の場合、あれもこれも経験できるのが良いところで、設計からデプロイまで、また様々なお客様の環境を担当することになります。
また、新しい技術の検証なども積極的に取り組むことができますので、計画的に時間を取って技術検証を進める必要があります。
これはある時のリアルな私の一週間です。

このように毎朝9時にチーム内でブリーフィングを行い、情報共有をしています。
時差出勤が可能なので、8時から働く人や10時から働く人もいます。

また、通勤がなくなったので、その時間帯でオンライン英会話に取り組んだり、社外勉強会に参加することが可能になりました。

クラウドエンジニアのキャリアパス

クラウドエンジニアにはどのようなキャリアパスがあるのでしょうか。
大きくは4つではないかと思います。

1.技術のスペシャリスト

特定の技術や特定の領域についてのスペシャリストです。
大好きな領域がある人が目指すのではないかと思います。
一番エンジニアらしいようですが、一つの領域に特化していく人は案外少ないようにも感じています。

2.技術のジェネラリスト

クラウドの技術領域について、広く浅く身に着けていくキャリアです。
クラウドの進化はとても早いため、いち早く新しい技術情報をキャッチアップし、必要としているお客様に届ける必要があります。

3.プロジェクトマネージャ

技術領域よりもプロジェクトの推進に舵を切っていくキャリアです。
プロジェクトを円滑に進めてお客様に確実に価値を届けるるために、マネジメントをしていくことになります。

4.クラウドコンサルタント

お客様のビジネスの課題に向き合い、技術でどのような解決ができるのかを提案します。
クラウドの広い知識が必要になりますし、時には業務知識が必要になる場合もあります。
また、クラウドを実際に利用中のお客様の利活用がうまくいっているか、課題になっている点はないかどうかなどをアドバイスする必要もあります。

どうしたらクラウドエンジニアになれるのか

「オンプレミスばかり構築していて、この先仕事があるのか不安」
「クラウドの黎明期に乗り遅れた」
などという話もよく聞きます。
いきなり転職を目指しても適正があるか分からないので、危険です。
まずは、「自分で少しやってみる」ことが大切です。

1.インフラエンジニアは、クラウドが自分に合っているのか確かめた方が良い

AzureもAWSも無料枠というのがあります。
これだけネット上に情報があふれているので、まずはその無料枠を使ってみて、webサイトを一つ作ってみたら良いと思います。
実際に触ってみて
「これ便利だなー」とか「面白いなー」
と思えたら良いのですが、

「ラッキングしないエンジニアライフなんて・・・」

と思った人には向かないですからね、この仕事は。

2.初心者はUdemyとかで少し学んでみると良い

初心者は高額なスクールとか行く前に、Udemyなどの数千円の動画で少し学んで、Azureの無料枠を触ってみたら良いと思います。
この時点で興味を持てなかったら、ずっと勉強を続けていくのはしんどいですよ。

3.面白いと思ったら転職

実際に触ってみて、「これ面白いな!」と思ったら転職してみたら良いと思います。
実際、弊社にはオンプレミスしか業務経験が無かった人が入社して大活躍していたりします。一定のインフラの知識があれば、クラウドへのスキルチェンジは簡単です。
また、教育システムがある会社でしたら、未経験の方も問題なくステップアップできるのではないかと思います。
弊社はお客様向けの教育メニューがあって、未経験で入社する方は同じメニューを受講していますよ。

弊社の求人情報はこちらです。
少し要件を満たしていないかも・・・と思っても、まずはお気軽にお問合せ頂けたらと思います。
https://azpower.co.jp/recruit/index.html

いきなり応募はちょっと。。。という方はこっそり、TwitterでDMください。
リモートでざっくばらんにお話しましょう。
https://twitter.com/acookada

まとめ

311の頃、私はクラウドのサプライヤ(パブリッククラウドの中の人)として働いていました。
クラウドの物理環境を扱っているので、どうしても現場にいる必要があり、電車が止まって動いている場所までクロスバイクで行って出勤していました。
COVID-19渦の今、自分自身は100%リモートワークをしているものの、心のどこかで「クラウドを物理で支えてくださっているみなさん、本当にありがとうございます」と思わない日はありません。
また、クラウドエンジニアとしてこのような環境下であっても「お客様のビジネスを止めないインフラ提供」に寄与できている点について、本当に誇りに感じています。